企業のYouTubeの始め方は、4つの準備に分けられます。チャンネルの開設の作業、何のチャンネルかの設計、最初の10本の並び、出し続けるための予定と担当です。私がチャンネルを開設したときは、設定の作業は当日に済んだのに、長尺の動画はその日には上げられませんでした。
私は2026年4月12日に、九州の会社に密着して、社長と働く人を紹介するチャンネル「九州しごと図鑑」を開設しました。共同で運営していて、当社はチャンネルの立ち上げと社長密着の撮影を担当しています。掲載は制作実績にあります。
当社に頼む場合の流れは、開設前の相談から運用まで、福岡のYouTube運用代行のページに載せました。この記事では、私が開設の日にやったことと、開設の前後で決めたことを順に書きます。
チャンネル開設の日にやること
開設の日に私がやった作業は、次のとおりです。
- チャンネル専用のGoogleアカウントの新規作成
- チャンネルの作成
- 概要欄の入力
- 電話番号の認証
- ブランドアカウントへの移行
- ハンドルの取得
- 居住国、キーワード、連絡先メールの設定
- アップロードの既定の設定
私の場合、ここまでの設定は開設の日に済ませました。
注意したいのは、開設した当日に長尺の動画をすぐ上げられなかったことです。開設日のメモには、長尺のアップロードの解禁は翌日の夜以降と残っています。待ちが出る条件は【要裏取り】です。
公開日が決まっている動画がある場合は、開設を公開日の前日ではなく、数日前に済ませておくと安心です。
チャンネルの作り方は、個人名義にしない
私は開設の前に、個人の名前を出さず、ブランドアカウントで、メディアとして独立して運用すると決めました。
理由は、管理する人を後から足す前提だったからです。企業のチャンネルは、担当者が替わることがあります。最初から個人のアカウントに紐づけると、替わるたびに引き継ぎの話になります。
管理者を後から足せる形として、ブランドアカウントを選びました。足せる人数や権限の細かい条件は【要裏取り】です。
専用のGoogleアカウントを新しく作ったのも、同じ理由です。担当者の普段使いのアカウントと、会社のチャンネルを分けておきます。
中小企業のチャンネルは、何のチャンネルかを先に決める
開設の前に決めたのは、次の3つです。
- 何のチャンネルか
- 何を目指すか(ゴール)
- 最初の10本の並び
九州しごと図鑑は、密着型のドキュメンタリーにしました。派手な成功談は追いません。朝の仕込みや、現場の音のような時間を集めます。
九州しごと図鑑を1行で言うと、九州の仕事を図鑑のように記録するメディアです。
最初の10本の並びを先に決める
私は最初の10本を、次の並びで決めました。
- 1本目: 60秒のチャンネル紹介
- 2〜4本目: 福岡の現場3件
- 5〜7本目: 他県
- 8〜10本目: 反応のよかった業種を深掘り
1本目を短いチャンネル紹介にしたのは、初めて見た人に、このチャンネルが何かを先に伝えるためです。
8〜10本目は、先に出した動画の反応を見てから、中身を決めます。10本全部を最初に作り込まず、後半に見直す余地を残しています。
出し続けるために、開設時に決めておく項目
開設の時点で、私は次の項目を「これから決める」として並べました。
- 更新の曜日と時間
- 取材先の候補
- 誰が撮って、誰が編集するか
- 再生リスト
取材先の候補は、最初の10本の並びから探す範囲が決まります。私の計画では、2〜4本目の福岡の現場3件を、職人、飲食、一次産業から1件ずつ選びます。
再生リストは、地域別に6本作る予定にしました。更新の曜日と時間、誰が撮って誰が編集するかは、共同で運営する相手とすり合わせる項目として残しました。
紙1枚に、4つの項目と担当者の名前を書き出してください。名前が入らない項目が、まだ誰も持っていない仕事です。
開設直後の出し方には、選べる順番がある
開設した直後は、チャンネルに登録者がいません。最初の動画を、どこで見てもらうかが問題になります。
選べる順番の1つは、発信力のある提携先のチャンネルで先に出す形です。数日後に、自分のチャンネルで、題名、サムネイル、概要欄を変えて出します。両方の概要欄で、互いにリンクを貼ります。
これは、提携先に見ている人がいる場合にだけ選べる形です。
提携先がない場合は、自分のチャンネルだけで出す順番になります。その場合は、最初の10本を早めに積むことを優先します。
収益化は、時間がかかる前提で組む
収益化できるのは、YouTubeのパートナープログラムの条件に届いてからです。条件の中身は【要裏取り】です。
九州しごと図鑑では、開設時の計画で、月2本、1本あたり平均20分の動画を出す想定を置き、収益化の条件に届くのは半年から1年先と見込みました。ゴールの1つ目には、収益化より先に、九州の仕事を記録するメディアを確立することを置きました。
収益化を待ってから始めるのではなく、条件に届くまでの間も、出し続けられる形を先に作ります。
社内でやるか、外に出すか
ここまでの項目を、社内で全部回せるかどうかは、会社によって違います。毎週の編集の時間を確保できる人がいるかどうかが、分かれ目です。
当社にお任せいただく場合は、1か月で、企画会議、撮影、編集とご確認、公開予約、月次の振り返りを一巡します。1回の撮影で、長尺とショートを同時に作れます。
月額の運用代行の内容は、サービスのページにまとめました。ご相談は、チャンネルを開設する前の段階からで大丈夫です。最初に、誰に何を伝えたいかを伺い、チャンネルの方向を一緒に決めます。月額で決める前に、まずは1本から試していただくこともできます。