売上のグラフを作ってもらったけれど、次に何をすればよいか分からない。そんなときは、AIへの依頼を「何を描くか」から「何を比べたいか」へ変えてみます。
Claude Dashboardsは、接続したデータから質問に応じたダッシュボードを作る機能です。公式には、各グラフの集計クエリとデータの最終更新時刻を確認できると説明されています。2026年10月10日時点でPro・Max・Team・Enterprise向けベータ。以下は未試用の紹介と、依頼の組み立て例です。
1.判断したいことを一文にする
架空の制作会社なら、「動画制作の問い合わせは増えたが、受注につながっているか」を見たいとします。この場合、問い合わせ件数だけを描いても答えは出ません。
依頼例:
「今月と先月の動画制作について、問い合わせ件数、受注件数、受注率を比較してください。同じ案件の重複は1件にまとめ、集計に使った期間と条件を表示してください。必要な列がなければ、推測で埋めず不足を教えてください」
2.『今月』の定義を決める
月初から今日までと、先月1か月をそのまま比べると日数が違います。同じ日数で比べるのか、月全体の実績を見るのかを先に決めます。問い合わせ日と受注日のどちらで月を分けるかでも数字は変わります。
3.合計を元データへ戻って確かめる
グラフの見栄えだけで受け取らず、対象の一部を元データと照合します。問い合わせ10件・受注2件という例なら、何を10件と数えたか、2件がどの案件かを確かめます。SQLを読めない場合も、集計条件を日本語で説明してもらい、担当者が確認できる形にします。
4.最初から全部のデータをつながない
試用は、共有してよい項目に絞った検証用データから。顧客情報への接続権限は社内の担当者と確認します。接続先の利用料金やAIの使用量も、導入前に見ておきたい点です。
最初の依頼は「きれいなグラフを」より「この比較から何を決めたいか」。期間、件数の定義、確認したい差をそろえると、出来上がった数字を仕事の判断に結びつけやすくなります。
出典(2026年10月10日確認)
https://support.claude.com/en/articles/17454700-get-started-with-claude-dashboards