AIに修正を頼んだら、関係のないファイルまで変わっていた。そういう事態を避ける設計の一つが、調べる役と直す役を分けることです。
Claude Codeには、用途に合わせたサブエージェントを作り、使うツールやモデルを指定する仕組みがあります。ここでは公式資料をもとに、Web制作の「問い合わせ先の表記確認」を例にします。今回の設定や動作は未試験です。
1.調査役に返してほしいものを決める
対象は架空の練習用サイトとします。依頼は「サイトを改善して」ではなく、こう具体化します。
「読み取りだけで調査する担当を用意してください。対象はこの練習用サイトのHTMLと本文データです。問い合わせ先の表記を探し、ファイル名、該当箇所、現在の表記を一覧にしてください。ファイルの編集、コマンド実行、外部送信は担当させないでください」
2.ツール設定も確認する
文章で『変更しない』と書くだけで終わらせず、作られた担当の設定を見ます。公式の読み取り専用の例ではRead・Grep・Globが使われています。自分の環境で不要な編集・実行用ツールを持たせていないかを確認します。権限を広げてエラーを解決しようとしないことも大切です。
3.一覧を見てから修正範囲を決める
調査結果が返ってきたら、実際のファイルと一致するかを確かめます。修正が必要な箇所だけ選び、変更後の表記を指定します。調査役の提案を、そのまま一括変更の許可にはしません。
4.修正後は差分を確認する
直した場所、残した場所、判断できなかった場所を分けて報告してもらいます。問い合わせ先の確認なら、最後にページを開いて、表示とリンク先の両方を確認します。
モデルを分ける話題では費用の安さが目立ちますが、確認時間ややり直しも含めて比べたいところです。まず一つの小さな調査で役割を分け、返ってきた一覧が使えるかを見る。仕組みを増やすのは、その結果を見てからでも遅くありません。
出典(2026年10月10日確認)
https://code.claude.com/docs/en/sub-agents