リール動画を作りたいのに、「何を撮るか」で止まってしまう。そんなときは、AIに撮影の候補を出してもらう前に、手元で撮れるものを書き出してみてください。
「おしゃれな動画を考えて」だけでは、自分の場所や道具では撮れない案も混ざります。誰に見せるか、何を見せられるか、何は映せないか。この3つがそろうと、案を選ぶ基準ができます。
今回は、スマホで撮る短い実写リールの準備を、撮影メモに落とす方法を紹介します。特定のAIを使った実験結果ではなく、撮影前の手順と依頼文の例です。
1.撮れるものと、映せないものを分ける
最初に、次のようなメモを作ります。
- 見せたい相手:初めて商品を見る人
- 伝えたいこと:小物の大きさと使い方
- 撮れるもの:商品、机、手元
- 使える道具:スマホ、机に置けるスタンド
- 映せないもの:顔、住所が書かれた荷物、他人の作品
これは架空の雑貨紹介の例です。自分の題材に置き換えてください。店内なら撮影の許可、人物が入るなら撮影と掲載の許可も先に確かめます。
AIに渡すメモには、顧客名や未公開の商品情報をそのまま入れず、説明に必要な範囲へ置き換えます。
2.台本と一緒に「何を撮るか」を頼む
依頼文は、たとえばこう書けます。
「上の条件で、20秒程度の実写リールの撮影案を作ってください。各カットに、見せたいこと、映す対象、撮り方、画面の文字を付けてください。手元にない道具、未確認の商品性能、撮影できない場所は追加しないでください。条件が足りない箇所は質問として残してください」
20秒は今回の練習用の長さです。伸びる動画の正解や、サービス側の推奨尺という意味ではありません。
説明文だけでなく、カメラをどこに置くかまで出してもらうと、実際に撮れるかを確認できます。
3.案を、撮影する順番のメモにする
雑貨の大きさと使い方を見せるなら、次のような撮影メモが考えられます。
1.机の上に商品を置き、全体の形を映す
2.手に持ち、大きさが分かる位置で止める
3.使う動作を一つだけ、手元に寄って映す
4.使い終わった状態を映す
これは構成例で、AIの実出力や制作実績ではありません。商品に合わない動作は採用せず、自分で確かめられる見せ方に直します。
Adobeの撮影リストの解説でも、カット番号、場所、撮り方、カメラの動き、音のメモなどを整理する方法が紹介されています。小さな撮影なら、まずは「対象・撮り方・必要な音」の3項目に絞ってもよいでしょう。
編集で使う順番と、撮影する順番は同じでなくても構いません。机の上を映すカットをまとめて撮り、そのあと手元へ移るなど、準備をやり直さずに済む並びを考えます。撮ったカットには印を付けておきます。
4.一番難しいカットだけ先に試す
全部撮り始める前に、手元の動作など、失敗しそうなカットを短く試します。
- スマホを置いたまま、手が画面に収まるか
- 近づきすぎてピントが外れないか
- 背景に個人情報が映っていないか
- 必要な音が聞こえるか
うまく撮れなければ、AIには「この動作は片手ではできない。スマホを固定したまま撮れる案に変えて」のように、できなかった条件を伝えます。道具を買い足す前に、今あるもので撮れる形へ直してみます。
5.編集前に、素材が足りるか確認する
撮影メモと素材を並べて、一つずつ見ます。使い方を説明する動画なのに、完成した状態しか撮れていなければ、動作のカットが必要です。文字で補う前に、映像で伝えられる材料があるかを確認します。
最初の目標は、撮影メモを見れば自分が動けること。今日撮れる題材を一つ選んで、必要なカットを短いリストにする。そこまでできると、編集を始める前の迷いを減らせます。
撮影から編集、投稿までをまとめて任せたい場合は、福岡のSNS運用代行のページに、お引き受けする作業を載せています。
参考:Adobe「How to make a shot list」(2026年10月15日確認)
https://www.adobe.com/creativecloud/video/discover/shot-list.html