X に、Claude Code に任せるときの最初の指示書へ、報告の形を決める行を入れている人の投稿がありました。「やったこと」「見送ったこと(理由)」「次に人がやること」の3行です。私なら、この3行を Claude Code の指示書である CLAUDE.md に書きます。この3行にそろえば、長い報告を頭から読まなくても、何が終わって、自分が次に何をすればいいのかが分かります。
結論:「次の3行で」と書く
「報告は短く」と書いた場合、短いかどうかを決めるのは読む人の感覚です。「次の3行で」と書けば、3行になっているかは一目で分かります。CLAUDE.md の指示は具体的で簡潔なほど従われやすい、というのが公式の memory の文書の説明です。報告の指示を行数で書くのは、そのいちばん手軽な形だと私は考えています。
3行は、それぞれが読む人の問いに答えます。何が終わったのか。何をやらずに残したのか、それはなぜか。自分は次に何をするのか。報告を読んで知りたいのは、この3つです。
手順:置き場所を決めて3行を書く
まず、請求や名簿の作業をするときに読まれる CLAUDE.md を1つ決めます。CLAUDE.md は毎回の会話の始めに読まれるので、報告の形のように毎回守ってほしいことを書くのにちょうどいい場所です。どのフォルダのものがいつ読まれるかは、記事の最後に載せた公式の memory の文書にまとまっています。
次に、3行を書きます。見本です。
作業が終わったら、報告は次の3行だけにする。
やったこと: 処理した件数と、できたファイル名
見送ったこと: 手を付けなかった件と、その理由
次に人がやること: 人が確かめる点を、やる順に
見送ったことに「理由」を付けるのが大事です。手を付けなかった理由が分からないと、人は判断できず、結局、元のやりとりを読み返すことになります。「次に人がやること」も、やる順に並べさせておくのがおすすめです。読み終えたら、そのまま上から動けます。
例:名簿と入金表の突き合わせを任せる場合
ここでは、月末に受講生の名簿と入金表を突き合わせて、未入金の人を洗い出す作業を Claude Code に任せている場合を例にします。終わるたびに長い報告が返ってきて、どこまで済んで、自分は何をすればいいのかが読み取れません。
指示書に上の3行を書いておくと、返ってくる報告はこの形になります。見本です。
やったこと: 名簿と入金表を突き合わせ、未入金の行に印を付けた
見送ったこと: 名前の表記が違う2行(同じ人か判断できないため)
次に人がやること: 見送った2行を見て、同じ人か決める
やったこと、見送ったことと理由、次に人がやることが、別々の行で返ってきます。この例なら、自分の次の作業は3行目の「見送った2行を見て、同じ人か決める」です。
切り分け:Claude Code がルールを忘れたように見えるとき
3行を書いたのに、長い報告が返ってくることもあります。そのときに見る所は2つです。
- 各行に、何を書くかまで決めてあるか。「やったこと」とだけ書くより、見本のように「処理した件数と、できたファイル名」まで書くほうが、指示は具体的になります。
- 3行の前後に、ほかの決まりを書き足しすぎていないか。決まりが増えるほど CLAUDE.md は長くなり、簡潔さから離れていきます。
注意点:必ず止めたい操作の止め方
この3行の型は X で紹介されていた他人の報告例で、CLAUDE.md に書いても強制にはならず、Claude には文脈として扱われます。
送信・削除・支払いのように、必ず止めたい操作は別です。投稿者は、お金を使う・消す・外に送る操作の前で止まって人に見せる行も、同じ指示書に入れています。ただ公式の memory の文書は、Claude の判断にかかわらず止めたい操作には PreToolUse フックを使うよう書いています。必ず止めたい操作を受け持つのは、指示書の行ではなくフックです。
最初の一手
今日やるのは1つです。請求や名簿の作業をするフォルダの CLAUDE.md を開き、上の3行をそのまま貼ります。次に報告が返ってきたら、見るのは3行になっているかどうかです。なっていなければ、その行に書く中身をもっと具体的に直します。
置き場所や読み込みの決まりを詳しく知りたいときは、Claude Code 公式の memory の文書にまとまっています。