Lightroom の AI 補正で色は任せていい?約2,300枚で試した結果

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Lightroom の AI 補正で色は任せていい?約2,300枚で試した結果

Lightroom の AI 補正で、色と明るさまで AI に決めさせたら、撮って出しに負けました。うまくいったのは、人が場面ごとに見本を仕上げて、AI にはその見本を写させる形です。ノイズ除去と書き出しも AI に任せました。

この記事で AI と呼ぶものは2つあります。Claude Code に Lightroom Classic を外から操作させる形と、Lightroom の AI ノイズ除去です。仕事で撮ったイベントの写真、約2,300枚の仕上げを任せた2日間の記録を書きます。

結論: 色は人が見本を作り、写す作業とノイズ除去と書き出しは AI

2日間で、役割はこう分かれました。

  • 色と明るさ: 私が場面ごとに見本を作り、Claude Code が見本の現像設定を写す
  • ノイズ除去: Claude Code が Lightroom の AI ノイズ除去を1枚ずつ呼ぶ
  • 書き出し: Claude Code が場面ごとにまとめて書き出す

色を AI に決めさせる案は、最初の10枚で外れました。理由は後の「試し10枚で負けた」に書きます。

手順: 見本を写す一括編集の流れ

使ったのは Automaat の lightroom-mcp です。GitHub で公開されている道具で、Claude Code から Lightroom Classic を操作できます。写真を1枚ずつプレビューで見て、現像の値を入れられます。導入は Claude Code が調べて進めました。Lightroom Classic は 15.6 です。

流れは次の5つでした。

  1. Claude Code が写真2,302枚をカタログに取り込み、撮影時刻と設定の切れ目、プレビューの平均色から8つの場面に分ける
  2. 私が場面ごとに見本を仕上げる。見本は全部で19枚になった
  3. Claude Code が、同じ場面で撮影時刻がいちばん近い見本の現像設定を写す。見本19枚と、私が外した29枚を除く2,254枚に16回で写し、失敗は0。27枚を読み直して、見本と同じ値が入っているのを見た
  4. 私が選別して、使わない写真に不採用の印を付ける
  5. Claude Code がノイズ除去と書き出しをまとめて進める

見本の写し方は Lightroom 標準の「設定を同期」と同じ考え方です。違うのは場面ごとに「どの見本を、どの写真に写すか」を Claude Code が振り分けたところです。

ノイズ除去と書き出しも一括で任せた

ノイズ除去は書き出しの前に、ISO 3200以上の写真にかけました。そこに、中くらいの ISO の帯(1250〜1600)の写真と、ISO 640 でも露光量を+1.55上げて仕上げていた室内の写真も入れると私が決めました。対象の枚数は、選別が終わってから数え直して340枚です。量は50にしています。かけたのは RAW の写真だけです。別の DNG は作られず、現像設定として残りました。

書き出しは JPEG、縮小なし、画質100です。10/26の15時半すぎに選別が終わり、17時すぎに書き出しまで終わりました。1,129枚を場面別に出し、場面ごとに「枚数から不採用を引いた数」とファイルの数が一致しているのを、Claude Code が全場面で数えています。

例: 試し10枚で負けた色の話

最初に10枚で試したのは、Claude Code に色と構図を決めさせる方法でした。写真を1枚ずつ見て、露光量、色温度、ハイライトとシャドウ、トリミングを入れていきます。

平均の明るさ(0〜255)のばらつきは、撮って出しが70〜152、Lightroom の自動補正を同期した版が88〜174、1枚ずつ決めた版が105〜153でした。数字だけ見れば、1枚ずつの版がいちばんそろっています。

ところが、見比べた私の判定は2つでした。

  • 構図: 切らなくていい
  • 色と明るさ: 撮って出しの方がいい

Claude Code は目標を「明るくふんわり」と自分で置いて、露光量を上げ、暗い所を持ち上げ、ハイライトを抑えていました。Claude Code 自身の見立てでは、そのぶんメリハリが減っていて、撮った時点の露出はもともと合っていました。負けたのは数字をそろえた Claude Code の直しです。

そこで方針を変えました。私が場面ごとに見本を仕上げて、Claude Code はそれを写す形です。色の好みは、私が見て決めるしかなかったからです。

計算で明るさをそろえる自動補正は、やりませんでした。見本の1枚が理由です。平均の明るさから計算すると、露光量を+0.19上げる側の写真でした。私はその写真を、露光量を下げて仕上げていました。計算とは逆の向きに私が直していたことになります。

注意点: 場面違い、フリーズ、待ち時間

やってみて引っかかった所を5つ書きます。

  • 場面違い13枚: Claude Code が集合写真13枚を別の場面に入れていました。室内の値が屋外の写真に入り、Claude Code が見比べで気づきました。正しい場面に移し、色と明るさの項目だけ写し直しています
  • Logi のプラグインとの同時使用: Logi のプラグインと Automaat を同時に入れていたら、カタログを切り替えるときに Lightroom が固まりました。1回起きました。いまは片方を別フォルダに置いて、使う時に入れ替えています
  • 起動直後: プラグインがつながらない時は、Lightroom のウィンドウを前に出したらつながりました
  • ノイズ除去中: Claude Code が現像モジュールで写真を1枚ずつ切り替えるので、その間は私が Lightroom に触れません
  • 待ち時間: ノイズ除去は1回の呼び出しが240秒で打ち切られ、1回に23〜30枚でした。終了もメニューの「終了」を押す形で、約70秒かかりました

最初の一手: 1枚だけ自分で仕上げて、残りに写す

まずは、同じ場面の写真から1枚だけ、自分で仕上げます。残りにはその設定を写します。場面ごとに写すだけなら、Lightroom の「設定を同期」があれば Claude Code は要りません。試しの10枚では、Claude Code が切り抜き、変形、レンズ補正の項目を外して書き出すと、10枚とも撮って出しと同じ寸法になりました。

2,300枚のうち、私がしたのは見本19枚と選別でした。写す、数える、書き出すの繰り返しは、Claude Code の受け持ちです。

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