Mac で Claude Code の通知が出ないとき、osascript で通知を出すフックを使っているなら、システム設定の通知で「スクリプトエディタ」に許可が出ているかを見てください。抜けていたら、許可をオンにすれば直ります。公式ガイドの最初のフックの例もこの osascript で通知を出す作りです。この通知はスクリプトエディタを通って出るので、そこに許可が無いと、エラーも出さずに失敗します。しかも Mac は許可を求めてきません。設定を足したのに何も出ないときは、書き方を疑う前に、この許可を1か所見るのが早道です。
公式ガイドの最初のフックの例
Claude Code 公式の hooks のガイドは、最初のフックの例として通知のフックを載せています。置き場所は ~/.claude/settings.json で、種類は Notification のフックです。Mac では osascript の display notification で通知を出します。
自分のフックがこの作りかどうかは、フックを書いた設定ファイル(公式の例なら ~/.claude/settings.json)の Notification フックに、osascript の display notification が書いてあるかで分かります。書いてあれば、この記事で扱う作りです。別の方法で通知を出しているフックは、この記事の範囲の外です。
この例で知らせが届くのは、Claude があなたの入力を待っている場面。長い作業を任せて席を離れたとき、「ここで止まっています、あなたの返事待ちです」と教えてくれる仕組みだと考えてください。
この記事が扱うのは入力待ちの知らせだけで、作業が終わったときの知らせ方は扱いません。
スクリプトエディタの通知の許可
osascript が出す通知は、スクリプトエディタを通って出ます。つまり Mac から見ると、通知を出しているのはターミナルでも Claude Code でもなく、スクリプトエディタです。
そのスクリプトエディタに通知の許可が無いと、通知は黙って失敗します。画面にエラーは出ません。Mac も「通知を許可しますか」と聞いてきません。アプリを新しく入れたときに出る許可のダイアログに慣れていると、聞かれないこと自体が「問題なし」に見えてしまいます。ここが迷いどころです。
手順:テスト通知から通知設定の許可まで
直し方は3つで、上から順に行います。
- ターミナルで osascript のテスト通知を1回実行します。打ち方はClaude Code 公式の hooks のガイドで通知が出ないときの注記「If no notification appears」に書いてあるとおり。この1回で、スクリプトエディタが Mac の通知の一覧に加わります。この時点では、通知は出なくて構いません。
- システム設定を開き、通知を選び、一覧の中のスクリプトエディタを選んで、通知の許可をオンにします。
- もう一度テスト通知を実行して、画面に出れば完了です。
2で一覧にスクリプトエディタが見当たらないときは、1のテスト通知に戻ってください。公式ガイドの順番もテスト通知で一覧に出してから許可をオンにする流れです。
テスト通知は Claude Code を通さずにターミナルから osascript を直接動かします。許可をオンにした後にこれが出れば、Mac の通知の許可は問題なし。逆に、テスト通知は出るのにフックの知らせだけが来ないなら、見直す先はフックの側です。テスト通知を先に打つと、原因が Mac とフックのどちらにあるかを分けられます。
例:素材の整理を任せている動画編集者の場合
撮影素材の書き出しや整理を Claude Code に任せ、その間に別の案件を編集している人がいるとします。公式の例どおりに入力待ちの通知フックを足したのに、何も出てきません。
フックの書き方を疑いたくなりますが、osascript の例どおりに足したのなら、設定ファイルを読み返す前に上の手順1のテスト通知を打ちます。2でスクリプトエディタの許可がオフになっていれば、オンにして3で出るのを確かめます。ここで出れば、Mac の側の許可はそろった状態です。
注意点:直し方が効く範囲
この直し方が効くのは、通知の許可が抜けているときです。通知がまったく出ないという症状だけで、原因を許可の抜けと決めつけないでください。手順の3で出ないなら、許可以外を疑う段階に進みます。その切り分けはこの記事の範囲の外です。
また、テスト通知が出るようになっても、それだけでは「Claude Code が入力待ちのときに知らせが来る」ところまでは分かりません。公式ガイドの例どおりのフックを足した状態で、実際に入力待ちになるのを待つ必要があります。
入力待ちの知らせは出ていなくても気づきにくい設定です。Claude が返事を待って止まっていても、画面が静かなら作業が続いているように見えます。設定を足した直後にテスト通知を1回打つのは、そのための手間の小さい保険。
最初の一手
今日やるのは1つだけです。ターミナルでテスト通知を1回打って、出なければシステム設定の通知でスクリプトエディタの許可をオンにします。フックの書き方を直すのは、そのあとで構いません。フックを足したその日に1回やっておけば、通知が出ない理由を探して設定ファイルを読み返す時間を減らせます。
設定の細かい書き方の手本はClaude Code 公式の hooks のガイドにある最初の例。
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